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【GDO TALK Vol.3】ゴルフ界のグーグルを目指したい。「さぁ、最高のティーオフを」に込めた想いとは

「ググる」という言葉は、2017年に10年ぶりの改訂をした広辞苑には載らなかった。だが、日々この言葉を使って違和感を覚えないのは、ネット検索をして必要なものを見つけ出す行為が日常だからか。ゴルフのプレーもインターネット予約が当たり前の時代になった。「予約ができる」の先に行くためには、もっともっとゴルファーの気持ちに寄り添い、関連する行動の一つひとつを便利にする必要がある。そんな想いから、「GDOゴルフ場予約」はリニューアルをした。プロジェクトの中心になったのが、この二人だ。

GDOゴルフ場予約トップリニューアル中心人物の二人

小池大樹(こいけだいじゅ):ゴルフ場ビジネスユニットマーケティング部 部長。千葉県出身の37歳。「GDOゴルフ場予約」のプロモーション、販促、サービス開発を統括。ゴルフ歴は10年、GDO歴もそろそろ10年。趣味はキャンプと“高校生の時から毎年欠かさず行っている”スノーボード。最近、双子の父になり趣味に「子育て」が追加された。

落合瑞穂(おちあいみずほ):ゴルフ場ビジネスユニットマーケティング部サービスデザインチーム。茨城県出身の33歳。「GDOゴルフ場予約」のサービス企画や顧客体験を向上するための調査、施策設計・実行を担当している。ゴルフ歴もGDO歴も9年だが、ラウンド頻度は低め。趣味は旅行で、最近行った場所は台湾。目下の願望は「猫を飼いたい」。

――GDOゴルフ場予約のトップページが2018年3月にリニューアルしました。背景が動画になったり、検索機能がシンプルになるなど、見た目も使い勝手もガラリと変わりましたが、このプロジェクトが始動した背景を教えてください。

落合:GDOゴルフ場予約のトップを変えようというプロジェクト自体は、2017年の夏から始動しています。以前から「検索窓しか使われていなくて、キャンペーンをやっていても気が付いてもらえない」「情報量が多すぎて、デザイン的にごちゃごちゃしている」「見出しのテイストがそろっていない」など、課題は多々上がっていました。じゃあ、これらの課題を解決しよう、トップのデザインを変えよう、となったときに、本質的に何を目指すのかをメンバー皆で考えました。その結果、行き着いたのが「ゴルフの楽しさをきちんと伝えられるサイトにすること」でした。そこから、ゴルフの楽しさが伝わるデザイン、キャッチコピーなどを分解して考えていきました。

検索機能はシンプルに、背景は動画に、大きくインターフェイスを変更した

――その「ゴルフの楽しさを伝える」ために考案されたキャッチコピーが「さぁ、最高のティーオフを」ですね。動画のクリエイティブも含め、どうやって決めていったのでしょうか。

落合:部内の公募で決めました。コンセプトとラフのデザインを部署のメンバーに展開して、「これに合うキャッチコピーを考えてください」と募集したら、35案も出てきました。みんな熱いですよね(笑)最終的には投票で決めたのですが、「次は、どんなゴルフにしよう?」「笑顔になれるゴルフ場がここにある」「ゴルフから始まる、ワクワクを。」なども得点が高かったですね。

動画に関しては、「ゴルフの楽しさを伝える」という部分がブレないようにということと、人の笑顔がたくさん出てくる映像がいいなぁという考えがありました。ミュージックビデオなどを中心に手掛ける制作会社さんにお願いしたのですが、私たちが考えていることをうまく汲み取ってくださって、制作にはあまり苦労しませんでしたね。コンセプトに賛同した「GDOゴルフショップ」を運営するリテールビジネスユニットが衣装提供をしてくれましたし、弊社はゴルフ場さんとのつながりが多いのでロケ地もあまり困らず見つけることができました。出演者は、主にゴルフが好きな社員を起用しました。そうすることで自らもゴルファーである私たち自身から発せられる「ゴルフの楽しさ」を伝えることができたのではないかなと思います。

動画制作秘話をたのしそうに語る、落合

――3月末にリニューアルをしてから約2ヶ月。お客さまからの反応や社内の評判、そのほか目標数値に対する現状などはいかがでしょうか。また、今後の展開予定などについて教えてください。

小池:WEBサイトでは大幅リニューアルを行うと、定量面において一時的なマイナスインパクトがあることが一般的かと思いますが、我々が予想していたよりもアクセスや売上などが落ちることはなく安心しました。またお客さまへのアンケートも実施したのですが、おおむね好印象を持っていただいており、「ゴルフをしたくなる印象をもった」など、変化を応援してくださる方が多くてホッとしていますね。今回PCサイトをリニューアルしたのですが、今後はスマートフォンはじめとした他デバイスでも、同じ世界観を表現していくことを目指していきたいと思っています。このコンセプトが伝わるデザイン、ユーザビリティを追求していくことが課題です。ゴルフ場予約事業のトップである成田も「たのしいサイトをつくる」という部門テーマを掲げていますが、僕たちの部署もこのテーマに沿いながら「ゴルフの楽しさが伝わるサービスづくり」を実現していくつもりです。

「コンセプトが伝わるデザイン、ユーザビリティを追求していくことが課題」と話す小池

――「ゴルフの楽しさが伝わるサービスづくり」ということですが、お二人それぞれのこの先半年、一年と注力していきたい分野や目指す世界観について教えてください。

小池:今年の注力分野は・・・最近子供が産まれたので、「子育て」かな(笑)というのは冗談ですが、僕はマネジメントをする立場なので専門分野をもって取り組んでいる各メンバーをサポートするのが仕事だと思っています。あとは、ユーザーを楽しませる企画やコンテンツは売上やコンバージョンにこだわりすぎず、どんどんチャレンジしていきたいですね。例えばですが、いまゴルフ場予約に往復の送迎バスサービスをつけたパッケージプランというのを企画しています。これは自動車を保有していない方やお酒を飲んで帰りたい方などに向けたサービスです。新しい企画を立ち上げる際に気をつけているのは、企画一つひとつの効果はもちろん大切だけれども、売上額などの数字のみに固執しないこと。さまざまなゴルファーのニーズに応えているか、「たのしいサイト」であるかを考えること。そこが本質だと思っています。単純な販促クーポン・ポイント施策だけではなく、ゴルファーの皆さんを真に楽しませることを追求していきたいですね。

落合:私が思うのは、「GDOゴルフ場予約サービスのゴールは、ゴルフの予約が完了するまでではなく、お客さまがゴルフに行って楽しいと思うところまで」ということです。“体験”の部分にフォーカスをして、予約からラウンドをして帰ってくるまでをいかに「たのしい体験」にするかを追い求めたいです。個人的な話で例えると、私は旅行が好きなのですが、グーグルが提供する各サービスのユーザー体験はすごいなと思っていますね。例えば、海外旅行に行くとなったら「グーグルフライト」というサービスで安い航空券を探します。予約をするとGmailに完了通知が来て、グーグルカレンダーに自動的にスケジュールが登録される。予約後はグーグルマップ上で行きたい観光スポットにピンを立てて、旅行のルートマップを作ります。現地で撮影した写真はグーグルフォトでマップと連携できますし、帰国後は空港から自宅までの路線検索をすると一番早いルートを提案してくれる・・・。

グーグルを使ったユーザー体験はすごい、と熱っぽく語る落合

これは他社の事例ですが、ここまでユーザーに寄り添えれば最高ですよね。GDOでも「ゴルフを楽しんで、帰る道すがら奥さんに手土産を買って帰るためのマップ」なんてあってもいいかもね、という話も出ているくらい。ゴルフのプレー予約をして、ラウンドを楽しんで、気持ちよく自宅に帰るまでのすべてをGDOがサポートしたい。そういったユーザビリティを実現していくことがテーマです。「ゴルフ界のグーグルになりたい」が目標、なんて言ったら大げさですかね(笑)


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